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【日本投資機構株式会社】プロ投資家の銘柄選定方法
- 2019/3/4
- 日本投資機構株式会社|株式2.0
- 江口裕臣
日本投資機構株式会社、アナリストの江口です。
今回今回書かせていただくのは
「銘柄選定方法」についてお伝えします。
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プロ投資家の銘柄選定方法とは…
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一言でいってしまうと簡単ですが
実際には非常に難しいものです。
特に
お客様に対して銘柄を推奨するということは
お客様のポートフォリオに間接的にかかわってくることでもあり
虎の子ともいえる投資金の利益損失につながっていくものです。
緊張感と責任感をもって日々、弊社アナリストは精査を重ねております。
週に最低一回の銘柄選定会議を行い
論議の結果、お客様へ案内する銘柄が選定されます。
アナリストはここで結果が出せなければお客様にはおろか、社内でも
立場を失ってしまう事になります。
これは、投資助言を行うすべての会社で共通する事であると思います。
お客様の資産をあずかり運用するファンドマネージャーしかり
“結果を出せないアナリストは職を失ってしまう”事を覚悟の上
銘柄やプランをお客様にご案内しています。
実際に資金を増減されるお客様のリスク同様に
アナリストも同じくリスクを負って仕事をしています。
私、江口の選定方法は
ファンダメンタルズ分析に少しのテクニカル分析を足したものです。
企業価値を算出し、将来的にどのあたりまで株価が成長するのか?をはじき出します。私は10年先までの予測をレポートにまとめ、現在が割安である銘柄、かつテクニカル(移動平均線のみ)分析にて補足、上昇の根拠を提示するといった方法です。
俗にいうグロース投資を私は使っています。
企業成長率や過去データをを分析するのが私は好きなので、私個人としてはバリュー投資の方が向いています。
しかし、お客様に案内する銘柄として考えた場合はどうでしょうか?
利益の出せていないお客様の要望として多いのが
「早く利益の出せる銘柄を教えてほしい!」
というものです。
私はプロの投資家であるとともに
お客様に利益を享受していける立場でなくてはなりません。
お客様のニーズにこたえられる投資家でないといけないわけです。
あなたにお聞きします。
A「20年後に株価が5倍になることが想定される銘柄」
B「数日で株価が20%程度の上昇が期待できる銘柄」
どちらの銘柄を希望しますか?
そして、どちらの銘柄がリスクが高いと思いますか?
あなたが出した回答は
どちらも
B
ではないでしょうか?
20年という長期で保有する銘柄はリスクは当然1銘柄しか取組がないので低いです。
しかし数日で20%上昇期待の銘柄であれば20年間で取り組む銘柄数を考慮した時にどれほどの銘柄を保有することになるでしょうか?
銘柄は保有すればするほどリスクが増えていきます。
売買回数を増やせば増やすほどリスクは膨らみます。
短期であればあるほどリスクが増大していきます。
しかし
ほとんどの日本の投資家は【B】を選びます。
なぜか?
目の前の利益が欲しいから
投資はギャンブルではないといいつつも
リスクをとってしまい、
きつい言い方になりますが
浅はかな銘柄選定によって
負けるべくして負けている事に気づいていないのです。
だから日本の個人投資家のほとんどが
負けてるという事実の所以であると私は思っています。
勝ち組投資家を目指す上で必要な事。
それは
リスクをどれだけ理解し
リスクをどれだけ容認出来るか。
だと自負しています。
リスクを理解できない方がロスカットを渋り
リスクを容認できない方が塩漬け銘柄を生み出します。
あなたの今の保有銘柄
リスクヘッジ出来ていますか?